なんといいますか……基盤がとにかく大きい!こんなものがLXに本当に入るのか?と思うほど。
そこはそれ、きちんと計算されておりまして、きれいに収まるのでありました。
工具は32Mキットの時に購入したものを再度引っ張り出しまして組み込み開始です。
最初に基盤をLXの中に置いてみます。なるほど、このように入るのかとまずは自分なりに納得。
これは少しでも余裕をもたせるためにキーボード裏のポッチの削り込みは必須かなと判断し、まずは
この部分から始めます。
キーボードの裏面はこうなっています。このポッチを一つ一つ削っていきます。私は普通のカッターを
使いました。少し長めに刃を出し刃をしならせながら表面が平らになるように加工します。
完成はこんな感じです。私は直接ぶつからないポッチも含めて少し数を多めに削り取りました。
最初にチップコンデンサから取り付けます。簡単なようで注意事項が一つ。
今回のキットは完成基盤の薄さが勝負になります。チップコンデンサの高さとメモリチップの
高さはほとんど同じ。メモリチップの方はあまり浮かないので、チップコンデンサが浮かんで
しまうとこれだけが基盤から出っ張ります。しかも出っ張ったときの接触面はフラッシュカード
の表面。もしもフラッシュカードに金属が露出している状態だとしたら(何年も使っていると往々
にしてそうなったりします)チップコンデンサと接触してショートということになりかねません。ここ
は慎重に一つ一つテープで仮止めして基盤とぴったりくっついた状態で半田付けしていきます。
次にゲートICを取り付けます。まずはじっくり二つを見比べてどちらが74HC00でどちらが
74LCX00であるかを確認しきちんと分けて置いておきましょう。
取り付け方は基盤の欠けている側(コネクタの付く側)を上に置いてゲートICの文字が逆さ
まになるように半田付けします。写真で言うと上が74LCX00、下が74HC00になります。
次にメモリチップを取り付けます。コネクタの付く側(写真で言うと左側)を上にして文字が
普通に読める方を上にして半田付けしていきます。基盤に1番ピンのマークが付いている
場所があります。チップの左下の足が1番ピンなのでこれを合わせるようにするとわかりや
すいでしょう。
取り付け方は基本的に32Mキットの時と同じ。ただ単に数が4倍に増えただけです。
私は紙テープで仮止めをしてから半田付けというやり方をしています。

全部つけた状態でこんな感じになります。

今回のキットにはピンコネクタとフラットケーブルの二つが入っています。
フラットケーブルはコネクタ無しLX用なのですが、私はあえてこちらを使いました。
これは完成後に基盤の位置の微調整を行いたいと考えたためです。
で、コネクタをはずそうとしましたが(できれば1M100LXで使いたかった)どうしても
うまくいかず断念。結局ニッパーで破壊しました。
その後足をクリーニングしてコネクタなしの状態にしました。手順はメモリをはずすときと
ほとんど一緒です。
今回のハードは旧ハードですのでメモリを二つはずします。真ん中の隙間から数えて上に4つ目
の右がRAS0、上に4つ目の左がRAS1になります。
フラットケーブルを半田付けします。配布されたフラットケーブルは3行
ほど広いので数を合わせてはさみなどで切りましょう。
私ははんだごての先が入りにくかったため、今回この行程が一番大変でした。
あとフラットケーブルの表面をはんだごてで焦がしてはがしてしまわないように
気をつける必要があります(溶けてしまい、ショートの原因になる。)
フラットケーブルを基盤の方に取り付けます。穴の中に入れて半田付けをし
でたところをニッパーで切る。ピンコネクタとほとんど同じです。
(神経を使わない分楽かもしれません。)
先にRAS1とRAS0をつけてしまいます。
基盤にR0、R1、A10、A11のマークがありますのでリード線をそれぞれに
半田付けします。
R0→RAS0、R1→RAS1としてリード線で結びます。
少しリード線は長めにしました。
今回も山場のホーネットへの半田付けです。
A10の位置はHeroHeroさんのHPの写真が大変わかりやすいので拝借しますm( )m
上の写真の足がA10の位置になります。この部分以外に半田が付かないように
マスキングし、足の下側を下から取り付けます。
その後 一つ足をずらしてマスキングし、今度は上からリード線を取り付けます。
このような形で上下から取り付け、はんだごての当たる部分がぶつかるのを
避けます。その後適当にリード線を部品の間を這わせてテープ等で固定します。
出したリード線を基盤に固定。少々線が長すぎでした。
もう少し短くても大丈夫です。
すべての半田付けが終了したら、本体に戻します。その際基盤のメモリーの
ない部分がPCカード受けの黒いプラスチック部分になりますので具合よく調整
します(コネクタピンで作成した方は調整不要です)
その後ショートしそうなところを軽く絶縁し、同時に本体にテープで押さえてし
まいます。(私の場合は少々不安ながらもセロテープです。)
なお写真は少し右側に寄りすぎです。この状態ではメモリチップとPCカード受
けが干渉します。もっと左側で止める必要があります。
リード線を具合よくまとめて組み上げ、ESC+ONのメモリチェックをします。
この状態で「<8M OK」とでれば、まずは大丈夫の目安の一つだと思います。
この状態で32MのCドライブとして認識します。
次に増設した残りのメモリを認識させます。
まずは「S.U.P.E.R. - The Largest 200LX Software Archive」から
Times2Tech drivers for TechSpeed and TechRAM upgrades (t2tdrv.zip)を
ダウンロードします。
この中のRDT2T.ZIPにあるRDT2T.EXEがデバイスドライバです。
キットの組み込みが問題ないかチェックするために一時的な環境を作ります。
1.まず、余っているフラッシュカードを用意します。
(このキットを手にしている人ならば数枚はあるはず)
2.中身を空にしてA:のルートにRDT2T.EXEと必要な人は倍速ドライバをコピーします。
(以下倍速での説明)
3.A:のルートに以下の内容のconfig.sysを置きます。
---------------------------
device=\clkup31m.sys
device=\rdt2t.exe
BUFFERS = 20
files=30
lastdrive=z
---------------------------
4.A:のルートに以下の内容のautoexec.batを置きます。
---------------------------
100
---------------------------
5.フラッシュをLXに挿して再起動する。
6.ファイラーでFドライブをみる。
7.メモリが100M以上になっているのを確認する。
(私の場合は100,503,552byteになっています。)
8.不安がある場合はフラッシュにt2tdrv.zipの中のTREMM.ZIPにあるTRCHECK.COM
をフラッシュにコピーしてdos上で/2のオプションをつけて実行してください。
(trcheck /2)
無事組み込まれていれば
Chips=80, 80, 80, 80
Chip=1 Size=32MBs
Chip=2 Size=32MBs
Chip=3 Size=32MBs
Chip=4 Size=32MBs
TRCheck Completed OK.
と表示されるはずです。
9.問題ないようでしたらCのバックアップ等のconfig.sysの中に
device=\rdt2t.exe
の一行を加えてください。
(必要に応じて以下の行も)
BUFFERS = 20
files=30
lastdrive=z
日本語環境ですが、私の場合は32Mのバックアップをそのまま戻しても
正常にフォントが読み込まれず、すべて文字が豆腐状態になりました。
この件についての質問をFHPPCでしたところ、C-kumaさんから以下の
解答をいただきました。
---------------------------
1)
説明書にないオプションですが、
LXFONT.EXE を組み込む際に、
-d
というオプションを付けて、たとえば
C:\JKIT\LXFONT.EXE -d
としてみてください。
2)
バックアップを書き戻す際に、フォントを
真っ先にコピーしてみてください。
フォントがなるべく全部、ドライブの先頭
(不正確かもしれませんがご容赦を)
領域に配置されるようにして試してみて
ください。
---------------------------
これで問題は解決し、無事日本語が表示されるようになりました。
なお、LXFONT.EXEのオプションの意味は
---------------------------
CドライブのDBCSフォントを通常のディスクアクセスで
読み出して、メモリからフォントを直接読み込まない、
というオプションで、元々JKITのサポート会議室
の過去ログにこの話題があったと思います。
fontman.exe にはこのオプションがあり、LXFONTにも
継承されているようです。
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とのことです。日本語環境で問題が出た方は参考にしてください。
なお、倍速ドライバはHARUYAさんのドライバで特に問題はなく、
EMSドライバはドライブをスワップしなければJKITのものを使用して
特に問題はないとのことです。ただし、F→C等にスワップし、Fドライブ
にEMSを確保するときは、T2Tのドライバでなければうまくいかない
そうです。